お知らせ
保護者・生徒の声""
教育情報
無料体験授業
sidebnr_tel.gif
定期テスト対策補講
WEB学習講座
headmaster_blog.gif
早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室

住所
〒214-0037
神奈川県川崎市多摩区西生田3-9-22
モンタナビル2F

電話番号
044-953-8551
受付時間 16:00~22:00
【 月~金 (祝祭日も開校)】


小田急線読売ランド駅 南口徒歩1分!

早稲田育英ゼミナール 本部ホームページ

HOME > 塾長ブログ.....思いつくまま そのままに。 > 敬語の使い方に思う

塾長ブログ.....思いつくまま そのままに。

敬語の使い方に思う

先日ある用事で電車で移動中の事でした。
 
私の乗った電車は何本か先行する列車のトラブルの影響を受け、既に定刻より乗車駅の到着が遅れていました。
大きな遅れでもないので、それ程気にしていませんでしたが、都心の終着駅に着く直前に遅延のお詫びのアナウンスがありました。
 
電車のご到着が送れました事をお詫びいたします。」
大した遅れでもないのに昨今は顧客満足の観点から丁寧にお詫びするもんだと感心しつつも、敬語の使い方を改めて考えてしまいました。
 
車掌さんのせいで遅れた訳ではないが、鉄道会社を代表してお詫びすると言う事ですが、身内である電車の到着を“ご到着”と尊敬語にするのは、車掌さんちょっと失敗したな。
ご到着が遅れてと表現するならば、「乗客の皆様のご到着が・・・」とアナウンスすれば大正解だったと悔やまれます。
 
この鉄道会社はいつも利用する度にサービスレベルの高い鉄道と思っています、些細な事ですがこんな事を思うのは私だけかも知れませんが…。
 
ADVICE.JPG
 
敬語の話しをもうひとつ。
よく教室に電話での営業勧誘があります。
最近は教育関連の事業展開ではない会社からの電話も多く掛かって来ます。
 
ある日の1本の電話での出来事。

明らかに何らかの勧誘の営業電話です。ちょうど面談中だったので、急ぎの重要な内容でない限り後にしもらいたいと思い「お急ぎのご用件でしょうか。」と訊ねてみました。
すると返ってきた返事が「お急ぎのご用件ではありません。」…でした。
ちょっと…ちょっとちょっと…。
急ぎの用件かどうかは、掛けてきたあなたの都合でしょ…尊敬語にしてはダメょダメダメ。
 
このように、最近若い営業さんから掛かって来る電話でのやり取りの内容はこんな感じが多い今日この頃です。
 
自分の側の行為行動に対しても“お”や“ご”を付けて敬語にする場合もあります。
“お知らせ”や“ご報告”等の場合がそうですが、上記2例の場合は…やっぱり違いますね。

 
以前にも書いて来ましたように当教室の基本的な考え方は、受験の合格が最終の目標ではなく、社会に出た時に自立できる教養であり知識であり、礼儀であり、ある意味の躾をも含め指導し、社会人として自立できる為の一助となれる教育を目指しています。
 
敬語の使い方は、社会に出てから勉強していては遅い訳で、中学 少なくとも高校までには完全に習得させねばと改めて感じました。
 
本来大学は専門分野に特化したスペシャルな学びが目的であり、将来目指す仕事の即戦力を磨く場であると私は考えます。
(いま全ての大学・学部・学科がそうであるかどうかは・・・ですが)
国語に特化した学科や国語の教職を目指さない限り、大学では日常会話の敬語の事など教えてはくれません。
 
難しい内容でなく感覚的に使えるよう、日常的な普通の事として早いうちに習得させなければと考えさせられた最近の出来事でした。

 

このページのトップへ