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塾長ブログ.....思いつくまま そのままに。

南極の巨大氷山が分離

先日報じられた驚きのニュースです。
南極の大きな棚氷が割れて氷山となって流出したという事です。
 氷山②.jpg
「ラーセンC」と呼ばれる棚氷で、今回分離したその面積は5,800平方キロ、実に三重県とほぼ同じ面積に相当し何と1兆トンもの重量があります。
大陸から分離した氷山としては世界最大級のもので世界的な注目を集めています。
 
分離した場所は、南極の
南極.jpg地図で尖っている半島部分の東側に位置し、「ラーセンA」「ラーセンB」「ラーセンC」の3つの棚氷に分かれていました。
 
棚氷とは、大陸から
海にせり出した分厚い氷の塊です。
かつては大陸の陸地の上に乗っていたものが、長い年月をかけて海に押し出されたもので、南極大陸の海岸線の約75パーセントがこの棚氷で覆われています。
 

今回分離流出したのは「ラーセンC」ですが、「ラーセンA」は2000年以上前から存在していたと推定される棚氷で既に1995年に崩壊しています。
「ラーセンB」は12,000年もの歴史を持つとされる棚氷で、2002年2月には、ラーセンB棚氷も崩壊し2002年だけで3,275平方キロメートルの面積もの氷が失われました。
一部はまだ残っているものの2020年までに完全に消失するとみられています。


氷山.jpg
ラーセンC棚氷は、南極半島の東側から氷河の氷が流れ込んで形成された棚氷で、以前から大きな亀裂が観測されていたという事です。
 
棚氷が分離し海へと流れ出すことは、必ずしも気候変動だけの理由で起きるものではないとは言え、南極半島では1940年代以降10年に0.5度の割合で気温が上昇しており、ラーセン棚氷の崩壊にも南極半島での地球温暖化が影響していると考えられています。
 

陸地の上にある氷河ではなく既に海上にあった棚氷ですので、海面の上昇に大きな変化はもたらさないとみられるものの、米国の気象調査機関によるとラーセンCから分かれた氷山が完全に溶ければ、海面は0.1ミリ上昇すると語っています。
 
 

南極(ペンギン).jpg地球の海面水位は確実に上昇しています。
氷河や氷床の融解、そして気温が上昇したことで海水が膨張することにより海面水位は100年前に比べて20cm上昇した。
 
NASAの科学者は1992年以降世界の海面水位が8cm上昇したと発表しています。
今後 温室効果ガスの排出量が増加せず気温の上昇が2℃以内に抑えられたとしても、海に沈んでしまう島や各国の沿岸部・海岸線の地形が大きく変化する恐れがあると報じています。
 
既に、美しい珊瑚礁の自然に囲まれ別名「天国に一番近い島」とも言われている国、「ツバル」は10年後には海に沈む島とも言われています。

今回の巨大氷山分離のニュースを見て、温室効果ガスの排出を少しでも防ぎ、美しい地球を後世に引き継ぐためにも、そして気候変動により多発する災害の発生を抑制する為にも、我々にできる事を少しづつでも実行せねばと考えさせられました。

ツバル.jpg パリ協定から離脱したトランプさんもよろしくお願いしますね….。

 



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