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塾長ブログ.....思いつくまま そのままに。

パソコン・ケイタイの功罪と国語力、そしてコミュニケーション

便利なものが続々と世の中に出現していますが、パソコンや携帯電話のワード変換機能は大変便利で毎日重宝に使わせてもらっています。
しかし人間の方がこれについて行けない事態がしばしば起きます、特に私の場合ですが。
 
先日書いたブログですが、あとで読み返して誤字に気が付きあわてて修正しました。
“安倍総理”と記すべきところを“阿部総理”と変換し文章化したまま完全にスルーしていたのです。
一国の総理大臣に対し、お名前を間違えるなど大変失礼なブログですが、自分では安倍総理と書いたつもりで文章を終わらせていました。
 

パソコン・スマホ.jpg非常に便利な変換機能ですが、これなど完全に人間の方が置いてけぼりをくっている感じです。(私だけかも知れませんが…。)
 
この例はまだいい方で、“先読み変換機能”これは特に気をつけないといけません。
語句の先頭の文字の一部を入力するだけで、語句全体を変換してしまう機能。
急いで文章を打っている時など、うっかり十分に確認せずどんどん打っていくと、全然意味の通じないとんでもない文章が出来上がっている時があります。
 
全てにおいて注意深く常にチェックしながら入力していけば済むことではありますが、便利になったが故にそれを過信してしまって、結果として機械に使われている感があるのは私だけでしょうか。
 
そして一番気になるのが…。
漢字の変換は、その漢字の意味するところが分かっていて初めて文章を書く時に使える機能であると言うこと。
最近、元の“漢字”が分からず“感じ”或いは雰囲気で変換してしまっている文章(特にメールの内容)に出くわすことが度々です。
 
漢字の文化を有する日本人として、意味のある正しい文章で相手にちゃんと自身の意思を伝えなければ…と最近強く思っています。
  算数・国語.jpg
 
少し話しは変わりますが、世間では最近「国語」という教科があまり重要視されていないような気がします。
 
中3生は別ですが、塾で受ける授業は“英語”“数学”をとる子がほとんどです。
“国語”も大事なんだけどなぁ…。
数学も大事ですし英語も大事です。
英語は喋るところから始める訳ですが、国語(日本語)は喋れちゃうからあまり気にしてないのかなぁ。
でも英語の文法を学ぶのであれば、国語の文法もちゃんと学んで欲しいと思います。
 
今キチンと理解しておかなければいけない事がたくさんあります。
例えば以前ブログでも書きましたが、「敬語」の使い方
いま普通に使えるようにしておかないと、大学に進んでしまうと専門に特化した勉強になってしまい国語関連の学科以外では教えてはもらえません。
ましてや社会に出てしまってからでは教えても貰えないし、逆に正確に使えないと仕事にも支障をきたしてしまうでしょう。
 
こんな事を言ってしまったら国語の先生に怒られてしまいますが、尊敬語・謙譲語・丁寧語なんて面倒な区分より自然に人前で普通に話せる敬語を身に付けておくのは、中学生・高校生の今しかないのです。

作文.jpgのサムネイル画像 
そして相手にちゃんと伝わる会話、そして自分の意思が正確に伝わる文章が書ける事。
長い文章もちゃんと理解出来、相手の話す事もちゃんと理解出来ること。

 これはとても大事です。
 
いま学校では“作文”を書く・学ぶ・指導する時間がないと聞きます。
ゆとり教育で総授業時間数が減らされ、5年前の学習指導要領の改訂で学習すべき内容ボリュームが増加して教科書も厚くなり、学校の先生も指導すべき事が増えて大変なご苦労かとも思いますが…。
 
日本人全体が国語力の低下に陥っているような気がしてなりません。
国語力が低下すると、「あいさつがきちんと出来ない」「話し手の喋っている内容が理解できない」「日常的に使える語彙が少ない」「単語を並べるようにしか話せない」などコミュニケーション能力が不十分になります。
そして、コミュニケーション能力が低下すると、自分の感情をうまく言葉で表現出来ずにもどかしさを感じ、最近では「むかつく」「キレる」に直結してしまっています。
 
このごろはいい大人でも「返事ができない」・「挨拶を返せない」・「ありがとうが言えない」人がなんと多いことか。
 
そんな時代のなか当教室では、国語力の育成に力を入れています。
例えば作文添削講座により、とにかく書いてみる、自分の思いを表現してみる、相手に伝わる言葉を考え出す…そんな指導もしています。
これは入試制度改革により記述問題の割合が増えた神奈川県の公立高校入試対策にも通じるものでもあります。
 
そして何よりも教科別の指導だけでなく、あいさつ・礼儀・みんなに迷惑を掛けない行動….自分がされて気持ち良い行いを推進し、自分がされて嫌なことをしない事。
握手.jpg
塾長・講師全員が積極的に生徒と会話し、コミュニケーション・意思の疎通を取ることを重要視し、生徒たちが社に出た時、立派な自立できる大人になって欲しいという思いで毎日子どもたちと接しています。
それは指導なんておこがましい行為ではなく、何気なく普通に解かっていって欲しいと思って日々生徒たちと楽しくやっている行動です。

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