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塾長ブログ.....思いつくまま そのままに。

シルバーウィーク

今週は祝日が続くシルバーウィークだそうですが、今年は曜日の配置があまり良くはないようで、5月に定着したゴールデンウィークのような大型の連休とならずに残念な思いの人も多いのではないでしょうか。
 
 
シルバーウィークという事で、休日や祝祭日の話題をひとつ。休暇中.jpg
世界の休日はどうなっているのか….。
 
日本では今年から「山の日」が祝日とされた事により年間の国民の祝日は16日間となりました。
ではこの日数は世界的に見てどうなのかと言うと、第2位の多さになります。

驚いた人も多いかと思いますが、法制化された国民の祝日は世界的に見ても多い方なのです。
因みに世界で一番祝祭日が多い国は、コロンビアとインドの18日間です。
 
≪ 法定休日日数(祝祭日日数)≫
1位  インド / コロンビア        18日
2位  日本 / 韓国 / レバノン     16日
3位  アルゼンチン           15日
 
世界一少ない国は、メキシコで7日間です。
おやすみ.jpg
 また、西欧諸国は全般に祝祭日が少なくイギリス・ハンガリー・オランダの祝祭日は8日と世界的見ても少ない方です。
 

しかし、有給休暇日数や公休日(土・日を除く祝日など)を合わせた休暇日数を見てみるとロシアの20日間を筆頭に西欧諸国も34日間~36日間と多くの日数を取っている事が分かります。
西欧諸国はバカンス制度というものもあり比較的休暇が取り易い体質にあると言えます。
フランスなどは5週間の有給休暇が法律で定められていることなど、国のルールとして積極的に休暇の取得を推進しています。

 
日本は統計上では26日間の休暇日数となっていますが、アジア地域は平均以下の国が多く、台湾やシンガポール・中国などでは20日間に満たない国が大部分です。
 
≪ 世界の休暇日数 ≫
有給休暇日数+公休日(土・日をを除く休日)トラベル.jpg
1位  ロシア               40日
2位  イタリア / スウェーデン  36日
3位  フィンランド / フランス
    ノルウェー / ブラジル    35日

日本は26日で20位、中国は16日で28位

統計上からも、なかなかお休みが取れない日本人の現実が浮かび上がって来たようです。


秋分の日

今日は秋分の日の祝日です。
 
国民の休日として祝日法に明記されたその趣旨は、
「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」
と、制定されたその目的や意味が記されています。
 
授業イラスト.jpg
みんなお墓参りに行って来たかな、お墓参りが済んだら夕方のいつもの時間は….
 

当教室は、祝祭日に関係なく毎週月曜日から金曜日まではいつも通りの授業を行っています。
今日もみんな元気に通塾しています、特に高校受験を控えた中3生はギアを一段も二段も上げる時期に突入しているので、学校が休みでも受験勉強に休みはありません。



またまた話題は変わりますが、秋分の日のもう一つの大事な意味....
以前 blog 『地球の不思議・理科の知識』 で書いたように、今日(秋分の日)は太陽が赤道上を通
過する日です。

昼と夜の長さがちょうど同じ時間(長さ)になる日で、明日以降 太陽が南回帰線で折り返してくる冬至の日まで、どんどん日が短くなります。
地球+α.jpg
実際には太陽が動いているのではなく、地球の地軸が傾いた状態で太陽の周りを回って(公転して)いる事によって夏から秋そして冬へと季節が変わっていく、という訳です。

地球の不思議 ①地球の不思議 ② でおさらいして下さい。

今日もガンバリました !!

今日は、学力テストです。
小学生と中学1・2年生は年に4回実施する全国レベルの学力テストです。

8.21学力テスト.jpg
今日はいつもと違う学校型の机のレイアウトに学年別に座り、夏期講習の成果を発揮するべく各教科の学力テストに臨みました。
夏期講習は最後の何日間かがまだ残っていますので、今日のテストの内容で理解が不足していた問題(単元)は残りの数日でもう一度復習し理解を深め夏期講習をまとめます。

今日は中2生までの学力テストでしたが、昨日は中3生全員が「神奈川全県模試」を受験しました。
当教室は全県模試の準会場となっていますので、遠くの公開会場まで出向かなくても いつもの塾の教室で受験する事ができます。

そして、10月には「数検」「漢検」も当教室で実施します。
以前にも書きましたが、どちらの検定も3級以上を取得していると高校受験に際し優遇措置を受けられる高校(私立高校)が増えています。
数検・漢検の事前勉強をする事は中学3年間で学習してきた内容を振り返る学習にもなるので、受験勉強にも繋がります。

小学生の「算数検定」もあるので、中3になって一気に3級以上を受験するのでなく小・中1・中
2と段階を追って6級・5級あたりから毎年受験していくと良い結果が得られると思います。

夏休みが明けると中学生はすぐに前期期末テストです、既に夏期講習後半は期末テスト対策も同時に進めていますが、いよいよ中3生は忙しい季節を迎えます。
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まず第一に3年生の最終内申をあげる、そして入試問題の傾向を捉えた共通選抜学力検査得点対策...同時進行です。

中3の9月・10月は期末テスト・全県模試・数検・漢検、そして中学最後の文化祭と大事なイベントが目白押し !
でも・・・やるのは  “今でしょ ! ”  ガンバれ受験生 !!




「花火」

暑い暑いと思ったら、今日の気温は37度まで上がったそうです wobbly

日本の暑い夏の風物詩と言えば やっぱり花火でしょうか。

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今年は東京湾花火大会は中止だそうですが、首都圏だけでも あちこち色々な場所で花火大会が催されます。

夏を彩る風物詩「花火」......打ち上げ花火について少しウンチクを書いてみたいと思います。

もう最近ではあまり聞かれなくなった、花火が空に舞ったときに叫ぶ「たまや~、かぎや~」の掛け声。
この「たまや」と「かぎや」は、江戸時代に活躍した二大花火師 「玉屋」 「鍵屋」のことで、それぞれの花火師が打ち上げる花火を賞賛する掛け声を掛け合ったところから始まったと言う事です。

今の「隅田川花火大会」  その原型の江戸時代の 「両国川開き大会」 が開かれた享保18年に花火師を勤めたのが6代目 “ 鍵屋弥兵衛 ” でした、その花火のすばらしさから江戸中に「鍵屋」の名が知れ渡ります。
当時は花火見物がメインの “花火大会” ではなく “川開き大会” の一部の余興としての花火でした、しかしその余興で何発も打ち上げられた鍵屋弥兵衛の花火がとても素晴らしいものだったのでしょう。

その後、「鍵屋」の番頭だった7代目静七がのれん分けして “玉屋市兵衛” を名乗りま
花火.jpgす。
それ以降 「両国川開き大会」 では、上流側を「玉屋」、下流側を「鍵屋」が担当して二大花火師の競演が実現します。


二人の花火師が工夫を凝らし素晴らしい花火を打ち上げ競演する様を見た江戸の人々が、「たまや~」「かぎや~」という掛け声を掛け合ったのが由来と言われています。

のれん分けした玉屋の人気は、その技術力からも鍵屋をしのぐ勢いだったようですが、天保14年に玉屋は大火事を起こしてしまったことが原因で、江戸から追放されてしまいます。
よって玉屋は一代限りで伝統が途絶えてしまいました。

一方 鍵屋は現在も続いている伝統の老舗となり、2000年には女性当主が15代目鍵屋を襲名して活躍されています。



打ち上げ花火は、大きく3つに分類されます。
「割物(わりもの)」「ポカ物」「型物」の3つで、「割物」と「ポカ物」の大きな違いは“玉殻の
割れ方”です。
上空で爆発する時に内包されている薬によって玉殻が粉砕され中身の星を円形に飛ばすのが「割物」、玉殻が合わせ目で2つに割れて星が均一に飛散しな
いものが「ポカ物」です。

また、「割物」の中でも1つ1つの星が尾を引くものを「菊物」、尾を引かないものを「牡丹物」と呼びます。
どちらも世界中から高い評価を受けている日本独特の花火です。

「型物」は文字通り動物や昆虫、アニメキャラクターなどが浮かび上がる花火で「割物」が変形したものです。
他にも「音物」や「袋物・吊者」などの分類があります。


打ち上げ花火の大きさは、「寸 ・ 尺」で表されます。
1尺=10寸で1尺は約3cm
現在は「号」という単位も使用され、例えば3寸=3号、4寸=4号、10寸(1尺)=10号、20寸(2尺)=20号のように使用されています。

打ち上げ花火の中では比較的小さな3号玉でも、その打ち上げる高さは120m前後に及び、10号玉になると東京タワー(333m)クラスの到達高度で、30号玉(3尺玉)に至っては東京スカイツリー(634m)に匹敵する高さまで到達します。

花火大会では、かなりの数の花火が打ち上げられますが、大体の相場で1発が凡そ3号玉で3千円~5千円、5号玉が1万円、10号玉が6万円、20号玉が60万円ほどするそうです。
何万発もの花火が打ち上げられる花火大会では、何千万円~億単位のお金が夜空に綺麗に散っていることになります。

花火④.jpg
それほどのお金をかけても、夏の風物詩として人々に感動と喜びを与えるために各地で大きな花火大会が今年も開催されています。

日本の夏って素晴らしいですね。




ここで差をつけろ ! ... 神奈川県公立高校入試問題(その2)


今春の(28年度)入試で正答率の低かった問題をふり返ってみましょう。

毎年 英語の大問6は絵を見て答える条件作文です。

絵と英文(与えられた情報)を見て(分析して)情景にふさわしい英文で答える(表現する)内容です、毎年正答率が低い問題のひとつです。


 
  □ 28年度入試「英語」大問6の正答率 <(ア)12.5% ・ (イ)19.2% >
 28年度英語【問6】.jpg











































難しく考えず英文を読み書かれたマンガを見て情景に合った英語表現をするわけですが、自分が知っている簡単な表現を英文化すれば決して難しい問題ではありません。

≪解説≫
A : ヒロシの自転車が壊れてしまったので、3時に駅で彼の友達に会うことが難しくなってしまいました。
B : 彼は母にこう頼みました。


 
    母は言った「いいわよ、行きましょう。」
C :
 
   そして、彼はそこで友達に会うことが出来ました。

≪正解例≫
(ア) 絵を見て「クルマで駅まで送ってくれる?」と言う文が思い浮かび
    その内容を条件(書き出しがWill で7語以上)に合う英文にすれば正解
   例 : Will you drive me to the station ?

(イ) 絵を見ると駅の時計が3時より前の時間である事が分かる。
       「3時前に彼は駅に着いた」という内容を英文ににすればよい。
   例 : Before three  o’clock he was able to get to the station.
 
 

 
 
次に「理科」の問題で最も正答率の低かった問題を見てみましょう。

□ 28年度入試「理科」大問5の(ウ)正答率 < 9.6% >

記述の問題です。実験の手順・内容が示された文章を読んで理解するところから始まり、小問(ウ)では会話文から次の実験の方法を簡潔(20字以内で)記述する問題
次の小問(エ)の正答率が38.9%であったにもかかわらず、(ウ)の記述が9.6%と低い正解率であった。

全体的(5教科全て)に記述する問題の割合が増えた中で、従来のような知識の詰込み型学習から“思考力”“判断力”そして“表現力”が問われるないようになってきた事を象徴する問題でした。



28年理科【問5】ウ①.jpg


 
 

















28年理科【問5】ウ②.jpg



























≪解説≫
浮力の大きさが重さではなく体積にある事を確認するには、“重さが同じで体積の異なるおもり”か“体積が同じで重さが異なるおもり”を用いて実験すればよい。
〔浮力の大きさ〕=〔おもりを吊るした時のばねばかりの示す値〕-〔水中に沈めた時のばねばかりの示す値〕より、ばねばかりの示す値が実験1より大きくなったということは浮力の大きさが大きくなったという事です。
よって浮力の大きさは水中の物体の体積が大きいほど大きくなるから、この実験ではおもりAと同じ重さで体積の大きなおもりを用いたことがわかる。

≪正解例≫
「おもりAと比べて重さが同じで体積が大きい」
 
小問(エ)の正解は 0.01X です。
 
 



このように25年度の入試制度改革以降、各教科とも知識物だけでなく知識に基づいてものごとの状況や経過を論理的に考える力を問う内容、正確な情報処理能力、考える過程とそれを結論に結びつける「思考力・判断力」そしてそれを記述で表す「表現力」が問われています。
しかし、ここ4年間大きな傾向は変わっていませんので、反復学習でいろいろなパターンを練習しておく事が大切です。
 
 
上記2例のように、配点が高く正答率が低かった問題で加点できれば、得点で優位に立てることは明白です。
特に上位校をめざす生徒は、ここに注目しましょう。



参考 ⇒ 「ここで差をつけろ! その1」




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