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教育情報 2017年4月アーカイブ
29年度版「神奈川県公立高校偏差値ランク表」(30年度入試用)
【 神奈川県公立高校 30年度(2018年度)入試用資料 】
平成29年度(2017年度) 公立高校合格者追跡調査結果による最新版偏差値ランク表です。
採用する模試により高校別のランクは異なります、ひとつの目安とお考え下さい。
※ 神奈川県公立高校入試の選抜基準はS値です、偏差値はあくまでも目安のひとつです。
画像上でクリックすると拡大できます。
最新30年度版はこちらをご覧ください。
平成29年度(2017年度) 公立高校合格者追跡調査結果による最新版偏差値ランク表です。
採用する模試により高校別のランクは異なります、ひとつの目安とお考え下さい。
※ 神奈川県公立高校入試の選抜基準はS値です、偏差値はあくまでも目安のひとつです。
画像上でクリックすると拡大できます。
最新30年度版はこちらをご覧ください。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年4月28日 17:45
29年度(2017年度)神奈川県公立高校入試 学力検査結果
【 神奈川県公立高校入試結果・平均点(全日制)の推移 】
--- 25年度から共通選抜・各教科100点満点 / 24年度以前は後期選抜・各教科50点満点 ---
--- 25年度から共通選抜・各教科100点満点 / 24年度以前は後期選抜・各教科50点満点 ---
教科 | 国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 社会 |
29年度 | 73.1 | 63.5 | 51.9 | 46.9 | 54.5 |
28年度 | 64.7 | 51.7 | 43.0 | 46.5 | 52.0 |
27年度 | 64.4 | 52.6 | 51.8 | 37.4 | 50.2 |
26年度 | 60.8 | 51.7 | 59.6 | 38.6 | 49.5 |
25年度 | 67.8 | 65.5 | 54.8 | 51.1 | 68.4 |
24年度 | 35.5 | 33.5 | 34.4 | 32.1 | 31.3 |
23年度 | 34.5 | 32.7 | 38.3 | 32.7 | 35.8 |
22年度 | 37.0 | 31.2 | 38.8 | 34.2 | 36.8 |
21年度 | 39.2 | 32.2 | 36.7 | 30.9 | 33.5 |
20年度 | 34.8 | 31.1 | 33.5 | 35.4 | 32.3 |
(25年度より各教科50点満点から 100点満点へと変更されています。)
2月15日に実施された神奈川県公立高校入試(全日制)の結果が公表されました。
25年度の入試制度改革から5年目の入試となった今春の入試(学力検査)ですが、出題の傾向や単元出題順番等に大きな変化はなかった一方で、神奈川県公立高校入試では初めての「マークシート」による解答形式が導入されました。
マークシートの導入により番号を選択する問題が若干増えた事と、問題数が少し減少した事も含め昨年度と比べやや易しくなりました。
とは言っても、入試制度が変更となった25年度から続く記述式解答を含めた「思考力・判断力・表現力」を問う問題は引き続き出題され、知識を土台に与えられた情報を読み取り「思考」し、持てる知識をどう活用し「判断」するか、そしてそれを正確に「表現」する力は今までと変わりなく求められる問題の内容でした。
全日制共通選抜合格者の教科別平均点は上表の通りです。
各教科とも昨年に比べ平均点を伸ばしています、前述のように全体的に問題の難易度が下がったと見て取れます。
なかでも国語では+8.4点と大きく伸ばし入試制度改革以降最高の平均点となりました。
英語は昨年リスニングのボリュームの拡大とともにスピードが速くなり平均を下げましたが、今年度の平均点は昨々年にほぼ戻した形となりました。
理科は26年度・27年度と2年連続して高難易度の内容を続け大きく平均点を下げ問題視されていましたが、昨年平易化が図られた内容を継続した点数でした。
解答形式の変更(マークシートの導入)に伴ない“配点”や“問題数”の変更などの変化もみられました。
以下に今年度の各教科の入試問題の内容(変化)を記します。
□英語
英作文の問題が2題減少、長文読解の設問数も1題減少。
配点変更:英作文2題と長文読解9題の配点が、4点から5点に変更。
リスニングはボリューム(聞き取る分量)が減ったものの選択肢をきちんと理解して解答する「読解型」になりました。
全体的に難易度もさほどでなく、全体の問題のボリュームもそれほど多くもない問題でしたが、内容を良く理解して正しい判断を求める力が試される問題でした。
□数学
記述は「証明」(ただし完全証明)のみになりました。
また、昨年までの数値を記入する形式からマークシートで選択する形式に大きく変更され、100点中65点がマークシート解答でした。
そして、関数・確率・空間図形などの問題の配点が4点から5点になったことで1問の問題の重みが増し、全体的にやや易しくなったものの出題内容の傾向に大きな変化はなく、従来通りに思考し解答に導く計算力が求められました。
□国語
記述問題が1題減り、最後の記述の配点が8点から6点になりました。それにともない古文・小説文・論説文・グラフを含む文における選択問題の配点が全て4点となりました。
漢字の書き取りが同じ漢字を含む熟語を選ぶ「センター入試型」に変更されました。
選択問題はそれほど難易度は高くないものの、論説文は例年通り読み解く文章そのものが難しく選択に辿り着くまでに時間を要した内容だった。
□理科
例年出題されていたグラフ記入などの作図問題がなくなり、配点も問5から問8まで全て4問づつ各4点に統一され設問数が減りました。
26年度・27年度の内容より昨年度に平易化が図られたとは言っても、教科的には理科が一番平均点が低く点数の取りにくい教科である事に変わりはありません。
複数の知識を活用し思考したうえで正しく判断し解答する問題や、実験・観察などの資料をきちんと理解しその上で考察を加え結果を導き出す「科学的思考」を問う問題は例年どおりで、今年の問題も理論的にものごとを考える力が要求された。
□社会
最も大きな変更があった教科です。
例年出題の地図の塗りわけや写真を用いた問題は出題されず、歴史の並べ替え問題も出題されませんでした。
2点配点の問題が3点配点となり問題数が減った反面、記述問題の字数制限がなくなり4点×2問のセットになった記述問題が出題されたり、従来なかった地形図上に引かれた線の略断面図を推測する問題、資料の解説文からの歴史の出題など、資料を読み解きある事柄をいろいろな角度から判断していく問題が出題されました。
単純に知識として知っているだけではなく、その背景も含めて理解しているかどうかを求められる内容でした。
総論として、全体の平均点が昨年を上回ったからと言って易しくなった訳ではありません。
マークシートはあくまでも解答形式の変更であり、25年度の入試制度改革以降の「思考力・判断力・表現力」を求める出題の傾向に変わりはなく、次年度以降も継続されると予測されます。
マークシート初年度の結果から次には選択問題の内容が難しくなる事も考えられます。
神奈川県の公立高校入試で良い結果を出す為には、普段からの学習でたくさんの演習を繰り返す事により知識量だけでなく(知識力がある事がベースですが)考える力を身に付けていく事、思考力・判断力そして表現力を早い段階から習慣として身に付けていく事が大切です。
25年度の入試制度改革から5年目の入試となった今春の入試(学力検査)ですが、出題の傾向や単元出題順番等に大きな変化はなかった一方で、神奈川県公立高校入試では初めての「マークシート」による解答形式が導入されました。
マークシートの導入により番号を選択する問題が若干増えた事と、問題数が少し減少した事も含め昨年度と比べやや易しくなりました。
とは言っても、入試制度が変更となった25年度から続く記述式解答を含めた「思考力・判断力・表現力」を問う問題は引き続き出題され、知識を土台に与えられた情報を読み取り「思考」し、持てる知識をどう活用し「判断」するか、そしてそれを正確に「表現」する力は今までと変わりなく求められる問題の内容でした。
全日制共通選抜合格者の教科別平均点は上表の通りです。
各教科とも昨年に比べ平均点を伸ばしています、前述のように全体的に問題の難易度が下がったと見て取れます。
なかでも国語では+8.4点と大きく伸ばし入試制度改革以降最高の平均点となりました。
英語は昨年リスニングのボリュームの拡大とともにスピードが速くなり平均を下げましたが、今年度の平均点は昨々年にほぼ戻した形となりました。
理科は26年度・27年度と2年連続して高難易度の内容を続け大きく平均点を下げ問題視されていましたが、昨年平易化が図られた内容を継続した点数でした。
解答形式の変更(マークシートの導入)に伴ない“配点”や“問題数”の変更などの変化もみられました。
以下に今年度の各教科の入試問題の内容(変化)を記します。
□英語
英作文の問題が2題減少、長文読解の設問数も1題減少。
配点変更:英作文2題と長文読解9題の配点が、4点から5点に変更。
リスニングはボリューム(聞き取る分量)が減ったものの選択肢をきちんと理解して解答する「読解型」になりました。
全体的に難易度もさほどでなく、全体の問題のボリュームもそれほど多くもない問題でしたが、内容を良く理解して正しい判断を求める力が試される問題でした。
□数学
記述は「証明」(ただし完全証明)のみになりました。
また、昨年までの数値を記入する形式からマークシートで選択する形式に大きく変更され、100点中65点がマークシート解答でした。
そして、関数・確率・空間図形などの問題の配点が4点から5点になったことで1問の問題の重みが増し、全体的にやや易しくなったものの出題内容の傾向に大きな変化はなく、従来通りに思考し解答に導く計算力が求められました。
□国語
記述問題が1題減り、最後の記述の配点が8点から6点になりました。それにともない古文・小説文・論説文・グラフを含む文における選択問題の配点が全て4点となりました。
漢字の書き取りが同じ漢字を含む熟語を選ぶ「センター入試型」に変更されました。
選択問題はそれほど難易度は高くないものの、論説文は例年通り読み解く文章そのものが難しく選択に辿り着くまでに時間を要した内容だった。
□理科
例年出題されていたグラフ記入などの作図問題がなくなり、配点も問5から問8まで全て4問づつ各4点に統一され設問数が減りました。
26年度・27年度の内容より昨年度に平易化が図られたとは言っても、教科的には理科が一番平均点が低く点数の取りにくい教科である事に変わりはありません。
複数の知識を活用し思考したうえで正しく判断し解答する問題や、実験・観察などの資料をきちんと理解しその上で考察を加え結果を導き出す「科学的思考」を問う問題は例年どおりで、今年の問題も理論的にものごとを考える力が要求された。
□社会
最も大きな変更があった教科です。
例年出題の地図の塗りわけや写真を用いた問題は出題されず、歴史の並べ替え問題も出題されませんでした。
2点配点の問題が3点配点となり問題数が減った反面、記述問題の字数制限がなくなり4点×2問のセットになった記述問題が出題されたり、従来なかった地形図上に引かれた線の略断面図を推測する問題、資料の解説文からの歴史の出題など、資料を読み解きある事柄をいろいろな角度から判断していく問題が出題されました。
単純に知識として知っているだけではなく、その背景も含めて理解しているかどうかを求められる内容でした。
総論として、全体の平均点が昨年を上回ったからと言って易しくなった訳ではありません。
マークシートはあくまでも解答形式の変更であり、25年度の入試制度改革以降の「思考力・判断力・表現力」を求める出題の傾向に変わりはなく、次年度以降も継続されると予測されます。
マークシート初年度の結果から次には選択問題の内容が難しくなる事も考えられます。
神奈川県の公立高校入試で良い結果を出す為には、普段からの学習でたくさんの演習を繰り返す事により知識量だけでなく(知識力がある事がベースですが)考える力を身に付けていく事、思考力・判断力そして表現力を早い段階から習慣として身に付けていく事が大切です。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年4月13日 19:13
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