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教育情報 2019年5月アーカイブ

神奈川県公立高校再編③ (2020年度以降)

2016年度から10年計画で始まった再編の第2期、来春の入試を含む2020年度以降の変更の内容です。
 
≪再編計画の骨子及び再編計画①はこちらをご覧ください≫



【入試に関わる再編の内容】
〇横須賀明光  国際科は募集停止、福祉課のみの募集
 クリエイティブスクールの大楠と2020年度に統合予定
〇平塚商業と平塚工業を2020年度から統合予定
〇氷取沢  2020年度からすでに募集停止の磯子と統合予定
〇弥栄  2020年度からすでに募集停止の相模原青陵と統合予定
〇神奈川総合  2021年度から舞台芸術科を新設予定
〇横須賀工業  2022年度から建設科を新設予定
〇海洋科学  2022年度から一般コース・船舶運航コースを
 船舶運航科・水産食品科・海洋無線技術科・海洋資源環境科に改編予定
〇高浜  2020年度から平塚商業定時制が普通科として移行予定、全日制は変更なし
〇瀬谷西  2021年度募集停止、2023年度から瀬谷と統合予定
〇逗子  2021年度募集停止、2023年度から城山と統合予定
 城山は単位制普通科に転換予定
〇相模原総合  2021年度募集停止、2023年度から逗葉と統合予定
〇厚木商業  2024年度から厚木東と統合、厚木東は普通科・商業科併設校に変更予定



「少子化社会における適正な規模等に基づく県立高校の再編・統合に取り組む」とした県教委目標の具体化として発表しました。



31年度神奈川県公立高校入試 学力検査結果

【 神奈川県公立高校入試結果・平均点(全日制)の推移 】
--- 25年度から共通選抜・各教科100点満点 / 24年度以前は後期選抜・各教科50点満点 ---
教科 国語 数学 英語 理科 社会
31年度 59.1 50.3 49.8 61.3 42.5
30年度 65.6 56.0 56.1 45.3 41.8
29年度 73.1 63.5 51.9 46.9 54.5
28年度 64.7 51.7 43.0 46.5 52.0
27年度 64.4 52.6 51.8 37.4 50.2
26年度 60.8 51.7 59.6 38.6 49.5
25年度 67.8 65.5 54.8 51.1 68.4
24年度 35.5 33.5 34.4 32.1 31.3
23年度 34.5 32.7 38.3 32.7 35.8
22年度 37.0 31.2 38.8 34.2 36.8
21年度 39.2 32.2 36.7 30.9 33.5
20年度 34.8 31.1 33.5 35.4 32.3
(25年度より各教科50点満点から 100点満点へと変更されています


31年度神奈川県公立高校入試(全日制)の結果が公表されました。
「マークシート」の解答形式導入から3回目の入試となりました。
マークシートが取り入れられたとは言っても、記述式の問題のみならず選択問題も含め「思考力・判断力・表現力」が問われる内容に変わりはありません。
昨年に比べやや得点し易いすっきりとした問題だったようです。

平成25年の入試制度改革以降、知識偏重型の問題から正確に問題を読み解き、そこから知識力をベースに結論を導き出し、それをどう表現するかを問う内容の問題へと変わっています、この傾向は継続的に続いています。

以下に今年度の各教科の入試問題の主な内容を記します。


□ 英語 □

昨年度は各問の配点が変更となりましたが、今年度は昨年を踏襲する形となりました。

「聞くこと」「書くこと」「読むこと・書くこと」についての基本的な問題の正答率は高かったが、対話の流れを理解して単語を正しく書く問題・指定語が与えられ日常の場面にふさわしい内容を考え英文をつくる問題の正答率が低かった。
問1リスニング、会話文を正確に理解し選択しを選ぶ内容は、選択肢の英文が長くなったため解答に時間を要したと予想される。
問4の並べ替え問題、特に(ウ)は選択肢内にlike や watch という同じ単語でも品詞が複数紛れているので良く考える必要のある内容でした。
問8読解問題、昨年の550語程度の問題から、今年は750語程度と語数が増加し、読んで理解するのに時間を要する問題だった。
昨年に比べ平均点が下がった英語の問題でしたが、基本は既習の文法や文章構成の力が問われる内容で、日頃から英語に幅広く接した学習が必要な問題でした。


□ 数学 □

基本的な計算力を問う問題の正答率は高かった(問1・問2)が、条件を正確に読み取り考察することが必要な関数の問題、平面図形・立体図形の問題や条件を満たす方程式を立式して解を求める問題の正答率が低かった。
問5の確率の問題は、条件の把握に加え場分けが必要で、情報処理能力が要求された。
問7の証明問題は、(イ)において特殊な図形になるための条件を問う新しい傾向の問題だった。


□ 国語 □

助詞の用法で同じ働きをするものを選択する問題、理論的な文章の空欄を埋める語の組み合わせを選択する問題で正答率は高かったが、図の読み取りに関して文中の空欄に適するものを選択する問題、指定された語句を用いて制限時数内で記述する問題で低い正答率だった。
漢字の出題は昨年に比べ難化した。読みには漢検2級のものが出題され、漢字の書き取り選択問題において難度の高い熟語が多く出題され例年と違い得点に結びつけるのが難しい内容でした。

問3の小説は文章自体はそれほど難しくはないが、選択肢の正答において本文の内容を抽象化したものがあり、選択肢も迷いやすいものが多く難度が高かった。
問5も難度の上がった問題で、資料読み取り作文は(ア)と(イ)の両問で丁寧な読み取りを必要とした。


□ 理科 □

例年通り全分野から出題され、理科的に深く思考する問題ではありましたが、ここ数年来の難度の高さから比べると平易化した印象で、基礎的な知識を問う問題が多かった。
問1・問5の物理分野では文章や図形から読み取った内容を原理原則に当てはめて解く問題で、
問2・問6の化学分野では、化学変化・イオンの問題が出題され、基礎的な知識を問う内容が多かった。
注意が必要だったのは、問3・問6の生物分野で、問題文を正確に読み解く力が求められ、問4・問8の地学分野では、与えられた情報の読み取りに注意し知識と計算力が求められる問題でした。


□ 社会 □

基礎的な知識を問う問題の正答率は高かったが、より深い知識と理解の上に思考・判断した結果を選択する問題の正答率は低かった。また、比較的近い時代の出来事を因果関係によって並べ替える問題の正答率は昨年に比べ高くなった。

地理では時差の出題がなくなり、地形図を用いた問題の難度が上がった。唯一出題された文章記述問題は、答えがかなり絞られる問題で熟考が必要であり、文章問題のこの傾向は今後も続くと予想される。
公民は時事的な内容を含めた政治・経済の広い範囲にわたる知識と、その知識を用いて正しく結論付ける判断力が求められる内容でした。


  《  まとめ  》

25年度の入試制度改革以降の「思考力・判断力・表現力」を求める出題の傾向に変わりはありませんが、昨年度の「マークシート」導入により記述の作業時間が減ったものの選択肢を選ぶ内容はより深化した難度の高いものへと変わっています。この傾向は次年度以降も継続されると予測されます。

神奈川県の公立高校入試で良い結果を出す為には、普段からの学習でたくさんの演習を繰り返す事により知識量だけでなく(知識力がある事がベースですが)考える力を身に付けていく事、思考力・判断力そして表現力を早い段階から習慣として身に付けていく事が大切です。












31年度版「神奈川県公立高校偏差値ランク表」(2019年春)

【 神奈川県公立高校 R2年度(2020年度)入試用資料 】

平成31年度(2019年度) 公立高校合格者追跡調査結果による最新版偏差値ランク表です。
採用する模試により高校別のランクは異なります、ひとつの目安とお考え下さい。


31年度偏差値ランク表.jpg

※ 神奈川県公立高校入試の選抜基準はS値です、偏差値はあくまでも目安のひとつです。

画像上でクリックすると拡大できます。




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