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教育情報 2019年2月アーカイブ

学習指導要領の改訂にともなう高校の履修科目の変化


学習指導要領の改訂にともなう高校で学習する教科(科目)が、一部変更になることを以前blogに書きましたが、問い合わせが多かった事からこちらのページにも書き添えておきます。

2020年度の大学入試制度の改革をアタマに高大接続の三位一体の大きな改革が実施されます。

blog ⇒ 高大接続の「三位一体改革」

blog ⇒ 学習指導要領の改訂



2019年度から2021年度の移行期間を挟んで、2022年度より実施される高校の学習指導要領の改訂ですが、
各教科のうち履修科目の変更がある教科について下の一覧にまとめました。
新たに「理数」教科が新設されます。

2020高校・指導要領改定一覧.pngのサムネイル画像
【国語】

科目の構成が全面的に刷新されます。
重点的な指導項目として「言語能力の確実な育成」をあげています。
必修科目となる
○現代の国語…実社会・実生活に生きて働く国語の能力の育成
読書.jpg○言語文化…上代(万葉集の歌が詠まれた時代)から近代につながるわが国の言語文化への理解を深める。

それぞれ2単位ですが、国語総合が「2単位まで減可」となっていますので、上記2科目が増となるも可能性もあります。



【地理・歴史】

上表のように従来はそれぞれの科目Aのみ必履修だったものを「地理総合」・「歴史総合」として必履修科目とする。

日本史・世界史が統合されます。
世界との結び付きがさらに強くなる情勢の中、歴史総合においては18世紀以降の日本と世界の動向を関連づけて学びます。


【公民】

新たに「公共」が新設され必履修科目となります。
科目新設の目的は、選挙権年齢が引き下げられ高校生への主権者教育の重要性が増していること、安全保障や国家主権など現代社会の課題を多目的に考察・解決する力を育成する為とされます。
これまでの“現代社会”“倫理”“政治・経済”の一部の内容も引き継ぎます。
数学.jpg

【数学】

「数学C」の復活(以前のものとは単元構成が異なる)
現行の数Ⅲに含まれる“平面上の曲線と複素数平面”が数Cに移動する。
現行数Bの“ベクトル”が数Cに移動、これにより単位数も変更となります。


小学英語①.jpg
 【英語】

「英語コミュニケーション」と「論理・表現」の2本柱で構成されます。
低いとされる日本人の英語力を総合的に向上させる事を目的とし、基本の聞く話すのコミュニケーション力を養う「英語コミュニケーション」と、スピーチ・プレゼンテーションなどのアウトプットを重視した言語活動の向上を目的とした「論理・表現」の2部構成。

文科省は高校卒業までに学ぶべき語彙数の目標を現行の3000語程度から、4000~5000語程度に拡大としています。


【理数】

化学式.jpg教科横断型の新しい教科を設置
教育的成果の大きかったSSH(スーパーサイエンススクール)での学習を一般の高校でも取り組めるよう教科として新設。

理数探求…生徒が自分たちで協働的に研究を進め論文の形にまとめ発表する。


   大学入試制度改革と高校の学習指導内容の変化(その1)





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