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神奈川県公立高校入試 得点の推移(平均点)2022年度版

神奈川県公立高校学力検査得点の推移(2022グラフ).jpg

令和4年度神奈川県公立高校 入試結果・分析

R4年度神奈川県公立高校入試平均点推移.jpg令和4年度神奈川県公立高校入試(全日制)の結果が公表されました。
入試制度改革以降、知識偏重型の問題から正確に問題を読み解き、そこから知識力をベースに結論を導き出し、それをどう表現するかを問う内容の問題へと変わっています、この傾向は継続的に続いています。
記述式の問題のみならず選択問題も含め「思考力・判断力・表現力」が問われる内容に変わりはありません。
以下に今年度の入試問題 各教科別のポイントと主な内容を記します。

□ 英語 □
全体の構成や配点は昨年度と同様な内容だったが、英語の基本的知識に加え場面に応じた内容を表現する力、資料や英文から情報を整理して読み取る力など実戦的な力がより求められる問題でした。
問1は例年通りリスニング問題、問2は、昨年までの単語記述の問題から選択問題に変わったが、対話の流れ・文脈を理解する力が問われた。
問3・4は適語選択と語順整序、特に問4は複数の文法を組み合わせたり与えられた単語から適切な文章を完成させる問題は難度が高く正答率が低かった。
例年同様な出題の問5の日常を描いたマンガをヒントに答える英作文の問題は毎年正答率が低い難度の高い問題で今年の正答率は13.3%と昨年より難化した。
問7も英文と資料から必要な情報を読み取り内容に合うものを選択する問題も正答率が低かった。

□ 数学 □
昨年同様の大問6題の出題数でしたが、全体的に難度の高い問題の配点が高く、時間配分が大切でした。
基本的・標準的な計算力を問う問題の正答率は高かった(問1・問2等)が、関数の問題、確率の問題、平面図形・立体図形の問題の条件を正確に読み取り考察する問題で正答率が低かった。
問1・2の計算問題は短時間で解いて確実に加点する事がポイント。
問3の平面図形の問題で特に三平方の定理や相似比を用いて求積する問題は難度が高く正答率も低かった。
空間図形の問6(ウ)複数の補助線や3辺の比が分かる三角形に注目し相似な図形をさらに探す必要がある問題は、正答率も2.7%とかなり難度が高い問題だった。
一部高難度の問題もあったが、昨年に比べれば全体平均では難易度はやや下がったように見受けられる。

□ 国語 □
全体の大問の構成は5題で変わらないが、出題分野の順番が変わったり近年出題のなかった四字熟語が論説文の問題の一部として出題されました。
問1は毎年漢字の問題、そして短歌の鑑賞。今年は普段使い慣れない漢字の出題があり確実に加点するには漢字の学習も欠かせない。韻文は短歌の鑑賞で配点が昨年の2点んら4点に増えた。
問2は小説文、現代を舞台とした文章で近年の江戸・明治の文章から傾向が変わり読み易かった半面 心情を問う問題が中心で登場人物それぞれの場面ごとの心情を正確に読み取る必要があり日頃の学習での訓練がポイントです。
問5の記述問題(イ)は話し合いの内容と資料を参考に20~30字でまとめる問題でしたが、指定語句がないため自分で適切な言葉を選ぶ必要があり難しかった。正答率13.4%

□ 理科 □
全体の大問構成や問題数に変化はなかったが、全分野から出題され知識や暗記だけでなく原理原則から事象や実験結果を分析考察する力が求められた。
問1・問5の物理分野では読み取った内容を原理原則に当てはめて解く問題で、凸レンズの問題では、見え方よりも実験結果からの考察が問われ正答率は16.2%と苦戦したと思われる。
問2・問6の化学分野では、状態変化と粒子、化学反応式の係数合わせ、イオン化傾向とダニエル電池の問題が出題され、基礎的な知識力を問う内容が多かった。
問3・問7の生物分野では、細胞分裂、食物連鎖、対照実験についての出題。
消化に関する問題では、仮説が正しいか判断するために必要な実験を選択するといった、深い思考力が問われる問題が出題されている。
問4・問5の地学分野では、温度と湿度の説明、天気図からの問題、地層と堆積物及び断層、日周運動と年周運動、星座が見える地域と高度の問題と地学的なあらゆる問題が出題され単純な暗記だけでなく原理を理解したうえで思考力が問われる内容でした。
知識や与えられた情報を整理して活用する問題への対応として日頃の学習での訓練が大切です。

□ 社会 □
問題構成や問題形式は昨年度と同様で、基礎的な知識を問う問題の正答率は高かった。一方で今年は記述で答える問題が1題もなく全て選択形式の問題だった、ただし選択肢が多く知識がある事が前提でそこから思考し選択する問題が多く、全体的な難度は昨年より高かったと言える。
問1は世界地理、問2は日本地理、資料と知識をうまく組み合わせ正確に解くことで正答率は高かった。
問3は近世までの歴史、問4は近代以降の歴史問題。問4の(ウ)20世紀以降の東南アジアで起こった出来事を年代順に並べる問題は、選択問題でありながら知識がないと解けず正答率も39.2%と難しい問題だった。
問5、問6は公民、学校の履修が中3期と言うこともあり正答率は高かった。
問3は3分野総合の問題。
問題の全体を通して資料を見て考察する問題が多く、言葉や年代の暗記ではなく教科書・資料集・年表等をリンクし3分野を総合的に学習し、知識を身に付けるだけでなくそれをどう活用考察して正しく結論付けるかの判断力が求められている。

《 まとめ 》
入試制度改革以降の「思考力・判断力・表現力」を求める出題の傾向に変わりはありませんが、「マークシート」の導入により記述の作業時間が若干減ったものの選択肢を選ぶ内容はより深化した難度の高いものへと変わっています。この傾向は次年度以降も継続されると予測されます。
日頃の学習から知識の詰込みではなく、考える力そしてその結果を表現する力を身につける繰り返しの訓練が良い結果を生み出します。




神奈川県公立高校入試 「面接」廃止へ

神奈川県教委は公立高校の入学試験で実施している「面接」を2024年度から廃止する方針を明らかにしました。

・学習への姿勢を10分ほどの面接で判断するのは困難である事
・入試期間が長期におよび、中学・高校の教育に影響がある
などの見地から面接を廃止することを決定、各学校は学力検査と調査書で合否を判断する。

ただし、高校によっては実技やスピーチなどの特色検査の一つとして面接を行うほか、学力検査がないクリエイティブスクールでも面接を行う。

現在の中学2年生が受験する2024年度入試から適用される予定です。
各学校は2023年5月までに検査の方法を判断する事となります。

詳細が明からなりましたら、またこちらのページでお知らせいたします。




令和4年度版「神奈川県公立高校偏差値ランク表」(2022年春)

神奈川県公立高校 R5年度(2023年度)入試用資料 】

令和4年度(2022年度) 公立高校合格者追跡調査結果による最新版偏差値ランク表です。
採用する模試により高校別のランクは異なります、ひとつの目安とお考え下さい。

令和4年度偏差値ランク.jpg
※ 神奈川県公立高校入試の選抜基準はS値です、偏差値はあくまでも目安のひとつです。

  画像上でクリックすると拡大できます。




平成5年度(2023年度)神奈川県公立高校入試日程

2023年度入試日程.jpg

令和4年度神奈川県公立高校入試 新型コロナ感染拡大防止対策(追試日程)

令和4年度神奈川県公立高校入試における感染者及び濃厚接触者の受検機会確保のための追試日程が、下記のように変更発表されました。

□ 『追検査』 : 2月25日(金)... 新型コロナウイルス・インフルエンザ等による体調不良で2月15日(通常検査日)の受検ができなかった者

□ 『追加の検査』 : 3月10日(木)...
新型コロナウイルス・インフルエンザ等による体調不良で2月15日(通常検査日)及び2月25日の受検ができなかった者のうち「追加の検査」を希望する者

2022コロナ日程.jpg



令和4年度神奈川県公立高校 募集定員発表

神奈川県公立高校の来春(令和4年度)の入試募集定員が県教委から発表されました。
 
全日制の当初募集定員は41,107名で昨年より824名多い募集となります。
 
毎年各高校別の募集定員は見直されますが、来春の中学卒業生数と地域別の流入出人口を加味して決定されます。
中3生の卒業人数はここ数年減少傾向にありましたが、令和4年3月の卒業予定者は67,079人と1,920人程昨年を上回る見込みです。
それにともない募集定員も増となりました。全体では増であるものの学校(地域)により定員減の学校もあります。

全日制定員比較
平成3年度 卒業者数           65,152人      〇募集定員40,279人 
令和4年度   卒業者数(予測)  67,079 人      〇募集定員41,107人 前年比較 +828人


◆当教室の近隣(旧川崎北・川崎南学区)の主な高校の募集定員の推移と昨年比較
<全日制 (普通科・専門学科・総合学科)>
 
  募集定員  (名)
31年度
(2019年度)
令和2年度
(2020年度)
 令和3年度 
(2021年度)
  令和4年度 
(2022年度)
昨対増減
           
多摩 278 278 278 278  0
生田 398 358 358 358   0
麻生 318 318 318 318 0
百合ヶ丘 358 358 357 358   +1
市立高津 278 278 278 278 0
生田東 318 318 318 318 0
川崎北 318 278 278 278   0
358 358 358 358 0
麻生総合 230 230 198 230 +32
           
新城 268 268 268 268 0
市立橘 198 198 198 198  0
住吉 358 358 358 358  0
県立川崎 220 223 223 223 0
市立川崎 38/160 0/120 0/120 0/120 0 ※
※ 市立川崎は、高校の募集なし併設型中学校から120名が入学予定(入学試験を行わない)
  数名の増減は転編入定員の差です。

これが倍率にどのように影響するかが受験生の一番の関心事だと思います。
神奈川県全体の実質倍率の推移を年度別に下表にまとめておきました。

形態 年度 募集定員 実質倍率
前期選抜
+
後期選抜

< 合計 >
2008 39,440 名 1.17
2009 39,890 名 1.21
2010 41,642 名 1.22
2011 40,369 名 1.22
2012 41,410 名 1.21
< 共通選抜 > 2013 42,560 名 1.18
2014 43,959 名 1.18
2015 43,504 名  1.19
2016 43,959 名 1.21
2017 43,848 名 1.20
2018 43,293 名 1.20
2019 43,077名 1.19
2020 41,829名 1.19
2021 40,279名 1.19
2022 41,107名 ?

神奈川県公立高校入学者選抜制度の概要

神奈川県公立高校選抜の概要②.jpg

2022年度(令和4年度)神奈川県公立高校入試日程

2022年度入試日程.jpg

令和3年度神奈川県公立高校入試 学力検査結果・分析

【 神奈川県公立高校入試結果・平均点(全日制)の推移 】
--- 25年度から共通選抜・各教科100点満点 / 24年度以前は後期選抜・各教科50点満点 ---
教科 国語 数学 英語 理科 社会
R 3年度
(2021年度)
65.7 58.2 54.6 50.1 72.6
R 2年度
(2020年度)
69.1 55.7 49.4 58.2 55.9
31年度
(2019年度)
59.1 50.3 49.8 61.3 42.5
30年度 65.6 56.0 56.1 45.3 41.8
29年度 73.1 63.5 51.9 46.9 54.5
28年度 64.7 51.7 43.0 46.5 52.0
27年度 64.4 52.6 51.8 37.4 50.2
26年度 60.8 51.7 59.6 38.6 49.5
25年度 67.8 65.5 54.8 51.1 68.4
24年度 35.5 33.5 34.4 32.1 31.3
23年度 34.5 32.7 38.3 32.7 35.8
22年度 37.0 31.2 38.8 34.2 36.8
21年度 39.2 32.2 36.7 30.9 33.5
20年度 34.8 31.1 33.5 35.4 32.3
(入試制度改革により25年度より各教科50点満点から 100点満点へと変更されています
 ※ 29年度よりマークシート導入


令和3年度神奈川県公立高校入試(全日制)の結果が公表されました。
25年度の入試制度改革以降記述式の問題が増えました、29年度の「マークシート」の解答形式導入後記述問題が若干減ったものの選択肢が複雑化しています。マークシートが取り入れられたとは言っても難度が下がった訳ではなく、記述式の問題のみならず選択問題も含め「思考力・判断力・表現力」が問われる内容に変わりはありません。

入試制度改革以降、知識偏重型の問題から正確に問題を読み解き、そこから知識力をベースに結論を導き出し、それをどう表現するかを問う内容の問題へと変わっています、この傾向は継続的に続いています。

以下に今年度の入試問題 各教科別のポイントと主な内容を記します。

□英語□
全体の構成や配点は昨年と同様な内容だったが、休校期間への配慮として問題下部に語注がついた。
例年通り図や表を多用した英文が多く出題され読解力が試された。
近年の傾向「聞くこと」「書くこと」「読むこと」の全てについてに問う問題であったが、全体の難易度は昨年に比べ平易化した。
日常生活の場面にふさわしい内容を考え英作する記述問題と、英文と資料から必要な情報を読み取り内容を問うものを選択する問題の正答率は低かった。
特に例年同様な出題の問5の日常を描いたマンガをヒントに答える英作文の問題は毎年正答率が低い難度の高い問題で今年の正答率は14.5%でした。

□数学□
昨年に比べ問題の難易度はやや下がったように見受けられるが、相似や三平方の定理の出題が少なくなり、例年にない折れ線グラフや水槽の問題などに戸惑ったかも知れません。
問1・問2は例年通りの基本的な問題で、計算力を問う基本的な問題の正答率は高かった。
問3では出題内容が大きく変わり、近年にない合同の証明や面積比から線分の長さを求めるために正確な計算処理能力が求められる内容(アⅱ正答率7.8%)や、 割合を用いた連立方程式の文章題など難易度は高かった。
基本的・標準的な計算力を問う問題の正答率は高かった(問1・問2等)が、関数の問題、確率の問題、平面図形・立体図形の問題の条件を正確に読み取り考察する問題で正答率が低かった。

□国語□
全体の大問構成や問題の形式は昨年と変わりなく、問題の難易度も昨年並みで取り組み易かった。
正しい漢字を選択する問題や、古典の内容と一致するものを選択する問題の正答率は全体的に高かったが、俳句を説明したものの選択や指定された語句を用いて制限字数内で記述する問題で低い正答率だった。
問1は毎年漢字の問題、今年は普段目にする漢字で難度の低い得点し易い問題だった。
問2の古文も文意がつかみ易い内容で、選択問題も比較的解きやすい問題だった。
問5の論述の問題(イ)は本文や資料を丁寧に読めば答えが絞れる問題だったが、やはり記述問題は正答率が低く正答率19.6%だった。

□ 理科 □
全体の大問構成や問題数に変化はなかったが、問題文の情報量や思考問題の増加で昨年・今年と徐々に難易度はまた上がりつつある。
例年通り全分野から出題され、理科的な知識に基づいてそれを活用する力、考え方を問う例年通りの内容でした。一時の超高難度から昨々年は平易化した印象でしたが、昨年・今年と徐々に難度が上がり調整が入ったようです。
問1・問5の物理分野では読み取った内容を原理原則に当てはめて解く問題で、特に問5の台車の運動に適するものを選択するとともに、その理由を12字以内で記述する問題の正答率は4.3%とかなり苦戦したと思われる。
問2・問6の化学分野では、化学変化・イオンの問題が出題され、基礎的な知識を問う内容が多かった。
正答率が高かった中で問6(ウ)と(エ)は問題文とグラフから情報を収集し数値の丁寧な処理が求められる内容だった。
知識や与えられた情報を整理して活用する問題への対応として日頃の学習での訓練が大切です。

□ 社会 □
問題構成や問題形式は昨年度と同様で、昨年に比べ平均点が上がり難度が平易化したように思われるが、基礎的な知識を問う問題の正答率は高かった一方で、より深い知識と理解の上に思考・判断した結果を選択する問題の正答率は低かった。
問7は各分野を融合した問題が出題され、なかでも(エ)の公民分野、司法権の独立を詳しく説明記述する問題は正答率が最も低かった。(30.4%)
分野を融合した問題も出題されるのも特徴で、地理・歴史・公民を単独に学習するのではなく3分野をリンクして学習する必要性がある。そして、知識を身に付けるだけでなく、それをどう活用考察し正しく結論付けるかの判断力が求められている。


《 まとめ 》
入試制度改革以降の「思考力・判断力・表現力」を求める出題の傾向に変わりはありませんが、「マークシート」の導入により記述の作業時間が若干減ったものの選択肢を選ぶ内容はより深化した難度の高いものへと変わっています。この傾向は次年度以降も継続されると予測されます。
日頃の学習から知識の詰込みではなく、考える力そしてその結果を表現する力を身につける繰り返しの訓練が良い結果を生み出します。

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